初めてkamihosekiさんの作品を見たのは「渋谷蚤の市」。
グリーンに囲まれた会場でキラリと光る銀色の折り紙に目を惹かれました。

kamihosekiさんにお話をうかがいました。
kamihoseki1
kamihoseki2

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(・_・)Ф:作品をつくるようになったきっかけは何でしょう?
(^^):22歳でイギリスに行き、障害者施設と老人ホームが一緒になったような施設で1年間働きました。
生まれつき、事故、病気などで、身体がどんどん衰えて思い通りに動かせなくなってくるのを少しでも遅らせるためのリハビリ科に配属されて、手を動かすために折り紙を教えました。
その時、折り紙が大好きになって、飾るだけじゃなく折り紙を使ってもっと何かできないかと思い、2010年ごろからアクセサリ作りを始めました。 
紙以外で折り紙のように扱えるものはないかと探していた時にpmcという純銀粘土がシート状になっている素材と出会い、面白そうだったので、2011年ごろからこちらも始めました。
pmcを折ったり切ったりしながら成型し、電気炉で焼成して作ります。

(・_・)Ф:kamihoseki=紙宝石という名の由来を教えてください。
(^ ^):イギリス時代は、2010年から【Satoko's Origami Jewellery】 というブランド名で活動していましたが、2018年、日本への引越しを機に改名しました。理由は自分の名前が出るのが恥ずかしくて(笑)。
紙から出来てるのにピカピカしていて光沢があり宝石みたいとお客さんに言われたことがきっかけです。

(・_・)Ф:イギリスと日本で、作品に対する反応等、違いはありますか?
(^^):日本は、可愛いものが沢山あふれているせいか、可愛いものにとても敏感で、まず一目見て直感で「かわいい!」と思ってもらえるかで買っていただけるかどうかが決まるように感じています。
なので、以前よりさらに、見た目や可愛さに拘って作るようにしています。 
イギリスは、ハンドメイド作品で言えばですが、日本とは逆で、素材や手のかけ具合、その作家が時間をかけて作った貴重な一点であることが一番重要なポイントのようです。
可愛さなどはその次に来ます。 

(・_・)Ф:作るときに国の違いを意識されることがありますか?
前は日本人のお客さん向けに、和にならないように、モダンなデザインを意識して、鶴以外にも、植物などをモチーフにしたデザインを作り始めたのですが、有難い事に海外のお客さんにもとても人気なので、最近は違いはあまり意識して作っていません。 

(・_・)Ф:作家として、影響を受けたかたはいらっしゃいますか?
(^^):イギリスでも沢山いますが、今回は日本で出会った作家さんの中から選びました。 吉田りょうさん (ryo_yoshida12)。
彼の作品は、一見とてもシンプルなデザインなのですが、なぜかまた見たくなる、そんな不思議な魅力があるんです。
りょうさんの人柄や、作家としての考え方も好きで、色々影響を受けています。 

(・_・)Ф:作品を作る上で気をつけていること、心がけていることはありますか?
(^^):クオリティ、
和風にならないこと、海外でもどこでも馴染むデザイン 
他との差別化、簡単に真似ができないこと 
作っていて心がときめいているか  などです。

(・_・)Ф:作品にどんな気持ちを込めていますか?
(^^):「遠くへ行っても、長く、大切に使ってもらえますように」と思って作っています。

(・_・)Ф:これから、どんな作品を作っていきたいですか?

(^^):最近、純銀の装飾素材の22金ゴールドを使い始めました。今後はこちらを充実させていきたいです。
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ありがとうございました。
kamihosekiさんは23日(日)に出展予定です。
作品をもっとご覧になりたい方はこちら→ホームページInstagram

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 ちっちゃな手づくりマルシェ vol.16
 6月22日(土)、23日(日) 11:00~17:00
 Gallery&Cafe WarehouseGarden (調布市菊野台1-14-15)
 
 出展作家(順不同) プチマルファクトリー、motte、羊々窯、
      myomyo工房、Piment、kamihoseki、yo-yo
  お誘いあわせの上お越しください(^^)/

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